2011年7月6日水曜日

準備&イスタンブール観光3

本来は,昨日の夜,最終調整(プログラム)をするはずだったのですが,あまりに疲れてすぐ寝てしまっていたので,今日は朝から観光に行くまえに,プログラムの準備を済ませていました。姉の方は,コンパス値から移動中に方向を修正するように各車輪の出力を調整しているのですが,どうも出力の大小が逆?になっていたようで,ボールを前にして逃げていくロボットになっていましたので,ちゃんとなるようにプログラムを見直し,修正&確認していました。さらに,製作中外していた壁際の例外処理(壁際やコーナーでボールをとりにいく動作)を加えてそのルーチンが働くのを確認し,OKとなりました。妹の方は完成済みのようで,ひたすら電池を充電。やることがないので,妹だけ先に会場まで下見に行きました。
ホテルの予約の時には,「会場まで徒歩2分」と書いてあったのですが...
昨日のメトロの駅まで2分くらいかな? で,駅前がエキスポセンターの「敷地」入り口なので,まあ確かに徒歩2分のようですが...そこから敷地内の駐車場を進みさらに10分以上かかりました。荷物持っての移動には結構遠いです。(しかも道がなんというか歩きにくい..微妙に平らじゃないんです。結構足が疲れます。しかも駐車場内の車道を歩くので,後ろからの車の接近が怖い!)
途中でエキスポセンターの案内図を見つけました。
ホテルは右端の赤い部分,会場は左にはみ出た水色の部分(ホール9〜11)です。緑の部分が工事中だったりして,結構外を大回りしないと会場まで行けません...少々遠くのホテルからタクシーの方が楽だったかも。

会場に向かう道の一番下がホール11。ジュニアの入り口のようです。もちろんまだ開いてません。

下見を終えて部屋に戻ると,だいたい準備が終わっていたようで,再び観光に出ることにしました。
ただ既にお昼。半日の観光をどうするか,いろいろ考えたのですが,やはりツアー等使わずにあまり観光客がやらないようなコースで,現地人に潜り込んでワイルドに行くことにしました。
いろいろ調べてみて,イスタンブールが交通先進都市であることがわかりました(ハードウェア的には)。メトロ,トラム,バス,メトロバス(高速道路の中央の専用レーンを走るバス),ミニバス,海峡を渡る連絡船,国鉄...さまざまな乗り物が縦横無尽に走っていて,非常に多くの人が常に移動しています。
そういえば町中を移動した感覚としては,東京並の人数が大阪人のように(を超える?)動き方をしているようです。みんな歩くの速い!(私も結構速い方ですが流れについていけません)気が短い!(信号変わるの待ちません!船は着く前から飛び降ります!電車も着く前からドアを開けて待ってます...なんでドアが開くの? 町中の車は交通ルールむちゃくちゃでクラクションだらけ。よく事故が起こらないな〜)なにせとにかく人が多い!
せっかくなので,こちらにしかない,こんな交通機関を味わってみることにしました。イスタンブール半日一周計画です。
昨日と同じように,ホテル近くの駅からメトロに乗ります。昨日は写真とり忘れたのですが,自動券売機(ジェトンというコインを買います)。

これがジェトン。これ1つで(乗り換えるまで)どこまでも乗れます。 なかなかわかりやすくていいシステムなのですが,町中では改札の近くにジェトンの販売機がないことが多く,「どこで買うの?」としばしば聞くことになりました。

これを改札に入れて,

バーを押して通ります。ディズニーランドみたいですね。
イスタンブールでは,町中このゲートがたくさんあります。駅の改札から,観光地の入り口まで,あちこちで見かけます。あと,この改札,ジェトンを入れてOKだと「ピポー」と鳴るので,町中いたるところで,まるでゲームのような電子音が常に聞こえます。 

昨日メトロからトラムに乗り換えたZeytinburnu(読めん!)駅で,今度はメトロバスに乗り換えます。
見て分かるように高速道路の中央に専用レーンがあります。渋滞と無縁の先進交通機関です!しかもディーゼルハイブリッドだそうで,環境にもやさしい都市交通のようです。ちょっと運転は荒いですが。時刻表はなく,このバスが数十秒間隔でやってきますので,いつでも乗れます。

 このメトロバスに乗りたかった理由,それは...
このバスが,海峡にかかる橋の上を走る路線だからです。橋を通ってヨーロッパ側からアジア側にわたる時,絶景が広がります!
 遠くに旧市街のモスクが見えます。
 絵に描いたような町並み。屋根の色がそろってます。
 伝統的な町並みと近代建築が共存する街。なんか不思議な感じです。
メトロバス終点のSogutlucesme(よくわからない文字はアルファベットで代用,ソウトルチェシメらしい)で国鉄に乗り換え。
国鉄もジェトンで乗れるのですが,メトロなどがプラスチック製なのに,国鉄のジェトンは金属製で重厚。
これで,1駅だけ国鉄に乗りました。着いた駅は,アジア大陸をわたってくる鉄道の終着駅,Haydarpasa(ハイダルパシャ)。

なんとも歴史を感じさせるレトロないい感じです。
 駅の目の前が海峡をわたる定期船の乗り場。鉄道でアジア側終点まで来て,船でヨーロッパ側に渡り,再び鉄道に乗るのですね。
ということで,同じルートを定期船で渡ります。やはり料金は1ジェトン。公共交通が安いです。

海峡を渡る船からモスクが見えます。

列車ごと船で運んでいます。

ヨーロッパ側のEminonuに着くと,名物のサバサンド屋さんがありましたが,お腹いっぱいだったのでパス。
そのまま歩いて,ヨーロッパ側の鉄道の終着駅,Sirkeciに到着。
駅内にオリエント急行の展示があります。
こちらもなかなか歴史を感じさせる駅舎でした。

駅を出て,両替。こんな看板が観光地にはたくさんあります。レートはそれぞれですが,看板の下から3番目。JPYがちゃんと出ています。

トラムに乗って再び旧市街へ。昨日行き損ねた地下宮殿です。メデゥーサもあります。


続いて,昨日は閉まっていたアヤソフィア。イスラム教とキリスト教が両方存在する不思議な建物でした。とはいえ,私は世界史全くわからないので感動も多分小なんだろうなー,と感じます。ああ〜,もっと歴史勉強しておいたら楽しかったかも。

半日のイスタンブール一周観光を終え,帰路の途中で夕食をとりました。既に20時半すぎてるのにまだ夕日が見えます。一日が長いです...

明日の荷物の準備をして,バッテリーの充電を完了させて一日が終わりました。
観光はこれでおしまい!
さあ,明日からいよいよロボカップ2011が始まります。





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